魚も「うつ状態」になる?
今週のブログは心理教育プラグラム内で視聴した、 NHK スペシャル「病の起源 うつ病~防衛本能がもたらす宿命~」から、 興味深い内容をご紹介します。 メンタルヘルス不調の一つとして「うつ状態」がありますが、 うつになるのは人間だけなのでしょうか? 以前に、中国でパンダがうつ状態になったとのニュースがありました。 https://karapaia.com/archives/52161100.html では、魚はどうでしょう? 感情がなさそうだから、うつ状態にはならないのでしょうか? 結論から言うと、魚もうつ状態になります。 外敵と同じ水槽で飼っていると、ある時から逃げることを諦め活動性が低くなり、 「コルチゾール(ストレスを受けた時に分泌されるホルモン)」の濃度が高くなるそうです。 脳の一部である「偏桃体」がストレスを感じて過剰に働くと、 ストレスホルモンが出続け、最終的にうつ状態となるというわけです。 実験で使われていた魚はゼブラフィッシュという品種で、 脳神経系の基本構造がヒトを含めた哺乳類の脳神経系と類似していることも興味深いです。 天敵から身を守るために備わった偏桃体が暴走することによって、 うつ状態になってしまうのですが、 孤独な状態が長く続いたり、不公平な環境でストレスを強く感じることも、 うつ状態になりやすい要因だと紹介されていました。 また、メソポタミア文明の登場により貧富の差が生まれ、 その格差(不公平さ)がうつ状態の広まりに関係しているそうです。 太古の昔からうつ状態が存在していたなんて、ちょっと驚いてしまいますね。 対処法として、できるだけ規則正しい生活を送ることや、 適度な運動を行うこと、人と関わること(人に相談する、ご近所付き合い等)、 などの重要性がとりあげられていました。 過去や未来に囚われないようにするマインドフルネスも効果があると思います。 知識や対処法をプログラムを受講して、身に着けていきましょう! 見学や相談をご希望される方は遠慮なくご連絡ください! お待ちしております! 04-7178-3015 (平日・土曜の...