セルフケアの1ヶ月の振り返りについて

 

2020年最後のブログ更新となります。

いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。


今回は、セルフケアの1ヶ月の振り返りについて、ご紹介いたします。

心理教育プログラムでは月の最終週に、この1ヶ月について、心身の状態やストレスコーピングの振り返りを行っています。


「心身のコンディションチェック」では、いまの苦しい気持ち、幸せな気持ちをMAX100として数値化します(グラフに記します)。

次に、苦しかったこと、幸せなことについて、具体的に記します。

そうすることで、どんなことがストレッサーとなっていて、どのくらいの影響を受けていたのか、客観的に知ることができます。

伊藤絵美先生(臨床心理士、公認心理師)の著書「セルフケアの道具箱」を参考にしていますが、セルフケアには「外在化する(自身で感じたことや思ったことを外に出す)」作業がとても大切なのです。

また、自分のことが後回しになったり、セルフケアが疎かになっていた人が、もっと自分を労わったり、大切にするための「きっかけ」となる貴重な場面です。


「今月のストレスコーピングの振り返り」では、ストレスを感じた出来事に対して、ストレス反応やコーピング(ストレスへの対処行動)を振り返り、今ならこうした方がよかったと思うコーピングを追記します。

そうすることで、「なりたい自分」が再確認され、次にとるべき行動が明確になります。

思いつかなかったり、追記できなかった場合は、スタッフと話し合いながら検討することもあります。





日記や行動メモをとっている人でも、その時の気持ちを思い返したり、今の自分にどのような影響を与えているか、といった振り返りまで行うことは少ないのではないでしょうか。

プログラムの中で学んだことを日常生活の中で実践し続けていくためには、定期的に意識付けを行ったり、振り返る機会を設けることが大切です。

就労移行支援事業所Pintoではカフェ風の落ち着く雰囲気の中で、このような取り組みも行っています。

気になる方は、ぜひご見学にお越しください!お待ちしております!


なお、12/30~1/3は年末年始の休業となります。

1/4から営業しておりますので、来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


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