🚃数字が語る千葉の歴史~地名に隠された開拓の足跡~🏇
こんにちは!就労移行支援事業所PintoのスタッフSです。
Pintoは、東武野田線・つくばエクスプレス線の「流山おおたかの森」駅から徒歩約2分の場所にあります。
東武野田線「流山おおたかの森駅」のお隣にある「豊四季(とよしき)駅」や、柏〜船橋間にある「六実(むつみ)駅」など、千葉県内の駅には、数字が入った駅名がいくつも見られます。
また、松戸と津田沼を結ぶ新京成線(2025年4月より「京成松戸線」に改称)には、「三咲(みさき)駅」や「五香(ごこう)駅」といった駅も存在します。
実は、こうした数字入りの駅名には、興味深い由来があるんです。
江戸時代、現在の千葉県には、幕府によって管理されていた広大な放牧地――「小金牧」や「佐倉牧」などが広がっていました。これらは、馬の飼育を目的とした土地でした。
時代が明治に移ると、こうした牧場が使われなくなり、職を失った武士や町民を救済するための開墾事業が始まりました。開墾は、主に財閥系の企業によって進められ、開拓された順番に応じて土地に名前が付けられたのです。
その名残が、今も地名や駅名として各地に残っています。
以下のような場所がそうです。
1.初富(はつとみ)―鎌ケ谷市
2.二和(ふたわ)―船橋市
3.三咲(みさき)―船橋市
4.豊四季(とよしき)―柏市
5.五香(ごこう)―松戸市
6.六実(むつみ)―松戸市
7.七栄(ななえ)―富里市
8.八街(やちまた)―八街市
9.九美上(くみあげ)―香取市
10.十倉(とくら)―富里市
11.十余一(とよいち)―白井市
12.十余二(とよふた)―柏市
13.十余三(とよみ)―成田市
Pintoのある流山市内には該当する地名はないようですが、近隣自治体の利用者さんや関係機関の方々と関わる中で、これらの地名に触れる機会は多くあります。
教科書に載っていることだけが歴史ではありません。身近な場所や日常の中にも、歴史の名残が息づいているのですね。
■出典
・「豊四季町会 豊四季開墾の歴史」https://c-toyoshiki.com/yurai.html#pagefoot
・「柏市 豊四季と十余二」https://www.city.kashiwa.lg.jp/bunka/about_kashiwa/culture/rekishi/kashiwa_memory/dai7kai.html」
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