作業療法士がいる意味
こんにちは。
7月が終わり、あっという間に8月になりました。
Pintoでは新しい利用者さんも増え、ますます賑やかな日々を過ごしています🎶
先日は、伊奈特別支援学校の先生方7名が見学に来てくださいました。
その中で、ある先生からこんな質問がありました。
「就労に作業療法士がいる理由って何ですか?」
とても嬉しい質問です♡
なぜ、あえて専門職である作業療法士が就労支援に関わっているのか――。
今日はその答えをお話しします。
作業療法士の強みは、「できないことを訓練する」のではなく、「できないことに+αの工夫を加えて“できる”を見つけること」です。
例えば、スーパーでの前出し業務で、いつも日付を間違えてしまう方がいました。
何度注意しても同じミスをしてしまいます。
皆さんなら、どのように支援しますか?
作業療法士はまず“作業分析”を行います。
その結果、この方は「今日が何日か」「明日や明後日が何日か」という日付の理解が難しいことが分かりました。
そこで、職場のパートさんにこうお願いしました。
「日付ではなく、数字で伝えてみてください。『○日を前にしてください』と」
すると、その方は前出し業務をミスなく行えるようになったのです。
――ちょっとした工夫で“できる”が増える。
その経験を本人も職場の方も実感できるようにする。
それが、作業療法士の大きな役割です。
「就労支援には作業療法士が必要だ」
そう思っていただけることが、私たちの目標です☀️
はたらき続ける工夫を見つけてみたい方は、見学に一度お越しください!
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