事務の仕事について~どんなイメージ?~
「事務の仕事」と聞いて、どんな内容を想像しますか?
- 1日中座ってパソコンに向かって仕事している
- 正直楽そう
- 総合職の方のサポートをする
- パソコン作業と電話対応のみをする
- 誰でもできそうな仕事
- 黙々と事務作業を1人で行う
- 定時で上がれて、おしゃれなオフィスで働けそう!
上記のように「パソコンに向かって黙々と作業している」「楽そう」「誰にでもできそう」というイメージを持っている人が多いようです。
実際に約15年ほど事務職を経験してきた私から言わせてもらうと、決して楽でもなく、パソコン作業だけしているわけでもありません。そして誰にでもできる仕事でもありません。
事務職で一番重要なスキルは
『コミュニケーションスキル』 です!!
事務職は「他の社員のサポートを通して会社を支える仕事」です。
言わば会社にとっての縁の下の力持ち的な存在です。
ということは、まず会社全体のことを知っておかなければならないですし、そこで働く社員がどういう人物なのかをある程度把握していないと、何かあった時に支えることはできません。
社員も色々な人がいます。まずは気遣いから始まりますが、次にその社員の意図を正確に掴み、理解する。そして相手の要件を聞きつつも、事務としての業務を果たすために自分の要件(意見)も正確に伝達する。
交渉する力=コミュニケーションスキルが必要になります。
イメージの中の「パソコンを使って黙々と作業(処理)する」のはその後の作業になります。
実は事務職の採用面接で会社側が最も重要視しているスキルとして「コミュニケーションスキル」を挙げているところも少なくありません。
求人票の応募条件として「PCの基本操作ができる方」「〇〇の資格がある方」等の記載がありますが、それはできて当たり前orその資格がないと働けないとう大前提の部分であって、その会社で仕事ができる=活躍できるということとは全く別の話です。
求人票の条件には載っていませんが、実は「コミュニケーションスキルがあるか」というところを見るためにも面接があるのです。
ここまで読んでいただけたのであれば、事務職が「ただ黙々と単純作業を繰り返しているだけの楽そうな仕事」ではないことはわかっていただけたと思います。
実際は、時には専門知識や高いスキル(コミュニケーションスキルを含む)を求められ、会社の経営を陰から支えているのが「事務職」なのです。
もし事務職に就きたいと希望するのであれば、仕事内容はもとより、その存在意義を深く理解してから就職(転職)活動に臨むことをお勧めします。
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