もうすぐ春ですね!でも、その前に・・・
3月になり、暖かい日が増えてきましたね。
流山おおたかの森駅前では、梅の花が綺麗に咲いています。
沈丁花の香木のようなよい香りをかぐと、春が近づいているのを感じます。
暖かくなって気持ちも上向いてくれるとよいのですが、
これまで医療機関やカウンセリングの相談機関に携わってきた経験からすると、
相談件数が多くなる時期でもあると個人的には感じています。
メンタル面の調子を崩しやすい時期なのかなとも思っています。
3月は年度末で、卒業式や退職、転職や引っ越しなど、
人や環境の動きが大きな月です。
今年で10年目を迎えますが、東日本大震災が起きた月でもあり、
記念日反応でつらい気持ちが思い起こされる方もいらっしゃるかもしれません。
気候の変化も起こりやすく、日中の気温差や気圧の変化が大きい日があると、
気象病が出やすくなったり、睡眠に影響が現れやすくなりがちです。
ネットで調べてみると、精神科医の奥田弘美先生が記事をまとめられていました。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO27291100T20C18A2000000/
奥田先生曰く、様々な「変化」が一気に起こるため、
心身の変化に対応できなくなり、心や体の不調が発生するとのこと。
どうやら、個人的に感じていたことは、あながち間違いではなかったようです。
一気に起こる変化(出来事)をコントロールすることはできませんから、
自然と自律神経系のスイッチが入りっぱなしになってしまい、
心身のエネルギーの消耗が進んでしまうようです。
環境に適応しようと頑張りすぎた結果であることがわかりますね。
奥田先生は「緩み時間を作ろう」と呼び掛けておられ、
以下のような緩み時間の作り方を勧められています。
・睡眠時間を普段より多くし、睡眠負債はできるだけ早く返す
・食事時間を普段より長めに!「ながら食事」をしない
・休日は予定を入れず、時間に追われない
・新たな日常活動やルールを増やさない
春の変化が一段落するまでは、少々手抜きをしながら過ごすことに私も賛成です。
そして、意識的に副交感神経系を活性化させることが大事だと思います。
就労移行支援事業所Pintoでは、副交感神経系を活性化させるための方法として、
「自律訓練法」や「マインドフルネス」の瞑想や食事法をプログラムの中で学びます。
3月はこういったセルフケアを行う機会を増やしていくのがよさそうです。
今後も、楽しくスキルアップできるメニューを増やしていきたいと思っておりますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
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