心理検査について📊

 暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか・・・。

就労移行支援事業所Pintoでは体験時に心理検査を取っています💦

前回は社会生活能力を測るVinelandⅡをご紹介しましたが、今回は知能検査であるWAIS-Ⅳをご紹介します。

WAIS-Ⅳ(ウィスクラー成人知能検査第4版)アメリカの心理学者ウェスクラーが以下の様に知能検査を定義しています。「合理的に考え、目的に合った動きをし、効率的に環境に働きかけるための、個人の全体的能力」と記されています。

幼児用はWPPSI、児童用はWISC、成人用がWAISと名前が変わります。妥当性、信頼性、有用性は共に高いテストで世界的に用いられている知能検査です。

内容的には4つの領域から構成されていてそこから全検査IQが算出されます。

💦1、言語理解(VCI)とは言語の意味の理解、一般原則や社会状況の理解と説明が正しくできるかどうかを測る。

2、知覚推理(PRI)とは視覚刺激を統合する力、全体の流れやルールを見つける力、重要な物とそうでない物を見分ける力を測る。

3、ワーキングメモリー(WMI)とは聴覚刺激に注意を向け記憶する力、計算能力などの継次処理能力を測る。

4、処理速度(PSI)とは視覚的情報を事務的に数多く正確に、速度を保ちながら処理していく能力を測定する。

更に知能検査は持って生まれた知的能力を測定するので、何度も測定する必要はありません。しかしながら能力の一側面しか測定できませんから、この結果のみで診断がつけられるものでもないです。言うまでもなく社会生活能力や性格特性とも相関(関係)はありません。

最後に数値結果の見方として平均は100です。90-109が平均(約50%)、110-119が平均の上(約17%)、120-129が高い(約7%)、80-89が平均の下(約16%)、70-79が低い(約6%)

この結果を元に、ご自身の長所と短所が明確化でき、長所を職業に活かせる様なアドバイス付きの検査結果報告書をお渡ししております。

ご興味ある方はお声掛けください💙







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